2013年8月23日金曜日

ローズマリー

 
学名が同じ植物でも、採取する土地の気候や土壌により、精油に含まれている化学成分やその組成が大きく違ってくるものがあります。成分や組成が大きく違えば、当然、香りも作用も異なってきます。メディカルアロマでは、そういった精油をケモタイプと呼び区別しています。

このローズマリーはそのケモタイプにあたり、一般的に、カンファーが主成分のローズマリー・カンファー、1.8シネオールが主成分のローズマリー・シネオール、そしてベルベノンやα―ピネンなどが主成分のローズマリー・ベルベノンの3種類があります。

doTERRAのローズマリーは「エッセンシャルオイル家庭医学事典」によりますと、シネオールにあたります。主成分のシネオールは森林浴の成分で、その他にピネンやカンファーなども含んでいるので、大脳辺縁系の海馬に働きかけて記憶や集中力を高める、と言われています。抗酸化作用も高く、若返りの水と呼ばれる化粧水ハンガリアン・ウォーターの主成分はこのローズマリーです。...

この他にも、日本のお医者様が書かれた「<香り>はなぜ脳に効くのか」(NHK出版新書)という本の中では、認知症の高齢者を対象に行った芳香浴の実験では、ローズマリーとレモン、ラベンダーとオレンジが使われていました。症状の悪化の予防だけでなく、認知機能の向上も認められたと、紹介されています。

「エッセンシャルオイル家庭医学事典」の文献欄でも興味深い研究報告がたくさん載っていて、今後の更なる研究が楽しみなオイルの一つです。

※「ケモタイプ」という言葉は、「化学種」というような意味なのですが、プラナロム社の精油の販売元の◯草医学舎が、「ケモタイプ」で商標登録してしまったので、日本ではプラナロム以外のメーカーの精油には使えないことになっています。なので、doTERRAでも使えません>_<
★ローズマリー★

ローズマリーの名前の由来は、ラテン語の“ロスマリヌス” (海のしずく)からきています。地中海浴岸の海辺に生育し、淡いブルーの小さな花が海の色を連想させます。ローマの時代から聖なる植物としてさまざまな用途で使用されてきました。

【使用法】...
●勉強や仕事中にディフューズに入れて、ディフューズしてください。集中力をアップさせます。
●筋肉痛や関節炎の所に塗ってください。

*妊娠中は使用を控えてください。

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