2014年6月19日木曜日

エッセンシャルオイルと陰陽の関係

エッセンシャルオイルと陰陽の関係
陽は広がる、上昇するイメージ。陰は下降、凝縮するイメー ジ。精油の蒸留過程で温めて気が上昇して蒸留していくプ ロセスが陽の性質となる。そして植物が凝縮して降りてい くのが陰で、精油の蒸留過程にも陰と陽が存在する。香り の種類に関係なく精油の性質を考えると、軽い(陽)、上に 浮かび上がる(陽)蒸留したときに水に溶けない(陽)、香 りが拡散する(陽)強い力を秘めている(陽)。抗菌(陽)など。 どちらかというと陽のエネルギーを持っているようです。
よく「精油は陽で芳香蒸留水は陰か?」と いう質問がありましたが、芳香蒸留水はどちらかというと 陰で、穏やかで優しい作用が非常に役に立ち、消化器系の トラブルにも良いそうです。ローズの芳香蒸留水少し飲む というのも体に良く、抗酸化効果もある。脳、肝にたいして も効果あるとコメントされていました。精油の要素と臓器 の関わりにも陰陽説が深く関わってきます。
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五行説に基づくエナジェティック&サイコロジカルアロマセラピー
陰陽のあとは五行説に基づくアロマセラピーの講義がはじまり、木・火・土・金・水のイメージ、方向性、季節、人生における働き、対応する臓器、スピリット、心理的機能、調和・不調和の状態、セラピーの目的、精油の芳香エネルギーについて学んでいきました。ボリュームの満載の内容だったので、まずは簡単に見れる表にまとめてみました。
ガブリエル先生の著書「スピリットとアロマテラピー」の始めの方にちょうど似たような表があります。今までは読んでいるようで読めていなかったなと実感いたしました。ガブリエル先生から直接講義を聴くことができて五行に分けてそれぞれのバランスを取り戻すために用いる精油の根拠がわかりやすくなります。資料を見て精油を用いるだけではなく五行や芳香エネルギーをみることで、選ばれてくる精油を理解すると早速使用してみたくなります。
水のエレメント:水の要素は臓腑でいうと腎・膀胱。その腎は再生するエネ ルギー、そして「精」(人体の物質的な基礎)を貯蔵する場所 になります。そして、栄養する。繁殖する。スピリットでい うと腎は「志」を内向する。つまり意志の支えるところで、 深い心、深い所の腎にあります。精油の芳香エネルギーはシダーウッドのようなドライウッ ディ調や、根、土のような芳香エネルギーのジンジャーなど。
木のエレメント:木の要素は臓腑でいうと肝・胆。「肝」には「魂」が宿る と言われ気を動かして気を解放させる役割があります。肝 の気が滞ると「気滞」となりイライラだけではなく緊張もします。 スピリットでいうと肝は「魂」(無形の魂)精神的、肉体的活 動を司る「たましい」、気力や判断力にもつながります。気滞を流す(緊張を和らげる)作用の精油BEST3は、ベルガ モット、スイートオレンジ、ローマンカモミールだそうです。鎮静 作用や鎮痙作用、緊張緩和作用と日常思いつく精油だとは思い ますが、気を流す3大精油と考えるとどんどん流したくなります
火のエレメント:火の要素は臓腑でいうと心、心包・小腸、三焦。スピリットで いうと火は「神(しん)」、根源的な感情は、喜びと愛です。「神」 は全体的な意識や感情的なバランスをとるのに重要です。芳香エネルギーは、バジルやローズマリーのような辛みのあ る薬草調なエネルギーは弱っている人に有効で動機付けたり、 刺激することで高揚させる力があります。スパイシーな芳香 エネルギーは、心を活発にしたり、活力を与える、動機づける エネルギー特性があります。フローラルの芳香エネルギーは、 不安に対して鎮静させ、官能感、喜びや多幸感をもたらします。
土のエレメント:土の要素は臓腑でいうと脾、膵臓・胃。スピリットでいう と土は「意」(知)、根源的な感情は、思慮深さと同情です。「意」 は噛み砕く意味合いで、食物の消化と精神の消化を行います。芳香エネルギーは、覚醒、浄化、調整、スピリットを軽やか にし高揚させる特性のある、レモン様(酸っぱい柑橘系)の 芳香エネルギー。ミント様の芳香エネルギーは刺激、浄化、 調整とレモンと同様な特性だがレモンより刺激的。甘く辛 みのある芳香エネルギーは調整、リラックス、慰め、温める 特性。神経性の消化不良にもよい。甘いウッド調の芳香エネ ルギーは「意」を鎮めて慰めてくれる特性があり、考え過ぎ、 心配、内なる静けさが欲しいときに最適な精油だそうです。 樹脂バルサム調の芳香エネルギーは、落ち着かせる、静める、 慰める特性で、心は落ち着かせるがスピリットを高揚させる。
金のエレメント:金の要素は臓腑でいうと、肺・大腸。スピリットでいうと「魄」(はく)、肉体の魄、動物的な本能ともつながる。根源的な感情は悲嘆。食べ物の気(脾気)と空気(肺気)との両方が肺気の経絡を循環する。調和がとれているときは、元気で活力があり前向きです。調和がとれていないときは憂鬱、悲観的、内にこもってずるずると物事を引きずってしまいます。針葉樹調やカンファー調など、芳香エネルギーは刺激があって、呼吸がしやすく胸部を開いて内にこもったものを開くような、ユーカリ、パイン、サイプレス、スパニッシュセージなどです。
自然療法の国際総合学院 IMSI
http://www.imsitimes.com/seminar/seminar_21.html

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