2013年7月3日水曜日

ローズマリーの効能

ローズマリーの効能

◇集中力・記憶力を高めるハーブ: 集中力・記憶力を高めるハーブとしてよく知られて、花言葉も「記憶」です。フレッシュでもドライでも利用可能で、抗菌作用や酸化防止作用があって、食べ物のもちを良くし、肉料理をはじめさまざまな料理に広く利用できます。お茶として使えば脳を刺激する香りに意識がはっきりして、元気を取り戻せます。また、抽出してティーは、化粧水として使うと肌を聞き閉め、殺菌して若さを取り戻すといわれます。乾燥しても香りが持続するので、刈り取った枝をそのまま部屋に吊るしたり、かごなどに入れておくだけでも消臭効果があるので、ペットのいる家庭では役に立ちます。ローズマリーという名前は、ラテン語で海のしずくを意味する「ロス・マリヌス」からきています。それというのも、この植物が水辺が好きだからです。

◇昔は悪魔払いに使用: ローズマリーは多年生植物で、長くまっすぐに伸びた茎には長さ2㎝強の細く長くとがった葉を付けています。葉は表面が濃い緑色で、裏面は銀灰色をしています。成長すると長さ1.8メートルほどにもなり、小さな淡青色の花を咲かせます。昔の人々はよく、ローズマリーの小枝を使って悪霊を追い払ったり、これを薫香として炊いたりしました。そんなことから、ローズマリーには「香木(アンサンシエ」という古いフランス名があります。
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◇ローズマリーを用いた「若返りの水」: 14世紀、ハンガリー王カーロイ1世の王妃エリザベートⅠ世は、70歳を過ぎるころから老齢のために健康を害していました。ところが、僧院から献上されたローズマリーとライムをアルコールに漬けて抽出した治療水を使ったところみるみる若返って健康を取り戻し、72歳の時に20代のポーランド王子からプロポーズされました。このエピソードから、ローズマリー水は「ハンガリー王妃の水(ハンガリアン・ウォーター)」と呼ばれ、「若返りの水」の別名を持っています。後に、ラベンダー、ミント、セージ、マジョラム、モッコウ、ネロリ、レモンなども加えられるようになったのですが、ローズマリーが若返りに効果を発揮することを紹介しているエピソードの1つとして知られています。
◇さまざまな病状と脱毛やフケなどの頭皮に有効: ローズマリー油はきわめて優れた神経刺激剤で、神経の機能が減退したり停止したりするさまざまな障害に、これを使うことができます。ヒステリーとてんかんを含むその他の大半の神経障害にも使うことができます。
さらにローズマリーは、緩和な刺激作用を示す優れた強心剤で、心臓の神経障害に効き目があります。高い血中コレステロール値が正常な値になるのを促しますので、動脈硬化症に対してもこれを使用することができます。
ローズマリーはその消毒作用のために、特に腸内の感染症と下痢に好適です。これは消化器系に対して、刺激・健胃・駆風・鎮痙のそれぞれの作用を示します。外用すると、リウマチ痛と筋肉痛に非常に良く、通風とリウマチに全体的に有効な薬剤になります。シラミと疥癬にも効果があり、また創傷用剤としても優秀です。
頭皮のいろいろな病気にローズマリー油を使用することも、昔から行われています。これには刺激・清浄作用がありますので、脱毛やフケにとても有効です。スキンケアの方面でも、収れん性のあるトニック剤、特に香水の形でのトニック剤として利用することができます。

以上

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